タイを公式訪問中の習近平国家副主席は24日、宿泊先のホテルでタイ民主党の党首であるアピシット前首相と会談しました。習副主席は、「中国共産党は、民主党を含めたタイの各党派との友好関係を重視している。これからも関係を密にし、交流を深め、両国の国家建設と中タイ関係の発展に絶えず新しい貢献をしていくことを期待している」と表明しました。

　習副主席は、また「国交樹立36年来、中国とタイは相互尊重、平等互恵の原則に基づき、各分野において実務的に力強く協力し、積極的な成果を収めてきた。アピシット氏が首相在任中、両国の友好協力に貢献したことを積極的に評価する」と語りました。

　さらに、「中国はタイの王室、歴代内閣、各党派及び社会各界との友好協力を非常に重視している。両国の善隣友好協力を絶えず前進、向上させ、両国の国民により多くの幸福をもたらすようタイと共に努力していきたい」と語りました。

　アピシット氏はこれに対して、「ここ数日、タイの各界は習副主席の訪問を極めて重視している。習副主席訪問中、タイと経済貿易、金融、農業、鉄道などの分野で収めた協力が共通認識に達し、成果を収めたことを嬉しく思う。タイが洪水に見舞われた際の中国からの多大な援助に感謝している。民主党はこれからも中国共産党との友好交流を一層深め、これまで通り、中国との友好協力の促進に積極的な役割を果たしていきたい」と述べました。（Yan、高橋）