フランスの国民議会が22日、アルメニア大虐殺を否認する行為を懲罰する法案を採択しました。これを受けて、同日、トルコはフランスを制裁する措置を取ると発表しました。これに対して、フランスは遺憾の意を示しました。
トルコのエルドリアン首相は、アンカラの首相府で、「トルコのフランス駐在大使を呼び戻すと同時に、フランスに対して制裁を実施する。それには、許可されているフランスと行う経済、政治、軍事のすべての会議、フランス軍用機の着陸、フランスの軍艦の接岸の取り消しが含まれている」と、強硬な姿勢を示しました。
トルコ外務省はこの日発表した声明で、「フランスの国民議会が法案を採択したのは、歴史的な誤りを犯した同時に、トルコ国民を怒らせた」と指摘しました。
トルコが制裁措置を取ることに対して、フランスのエルドリアン外相は発表したコミュニケで、遺憾の意を示した上で、「フランスにとって、トルコは同盟者で、戦略的パートナーでもある。ここ数年、両国関係は大きく前進している。フランスは、トルコと対話と協力を保っていきたい」と強調しました。(朱丹陽 林涛)
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