イギリス政府の首相報道官が16日、明らかにしたところによりますと、イギリスはEU・欧州連合の債務危機交渉に復帰するということです。

　イギリス政府は、ロンプイ欧州理事会議長の要請を受け、ユーロ圏17カ国およびEU加盟9カ国と、債務危機の技術的な細部についての交渉を再開すると決めました。キャメロン首相は、EUが新しい財政協定を結ぶこと、また、リスボン条約の原則、特に単一市場の規定を守るよう期待しているということです。

　なお、先週のEU会議では、債務危機に対応するため、ドイツとフランスがリスボン条約の改定を提案しましたが、キャメロン首相の反対で改定が中止されています。（閣、大野）

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