ベルギー東部リエージュの治安当局によりますと、13日、ここで銃と手りゅう弾による襲撃事件が発生し、5人が死亡、123人が負傷したということです。

　それによりますと、この日、リエージュ中心部の広場で33歳になるアムラニ・ノーディンという男が近くのバス乗り場に手りゅう弾を投げ込み、銃で乱射した後自殺しました。

　現地当局の報道によりますと、15歳と17歳の少年、それに75歳の女性が即死し、2歳の幼児と20歳の青年が搬送先の病院で亡くなったということです。

　アムラニ容疑者は大麻の大量栽培や武器所持で3年余り服役しており、ちょうど仮釈放中だったそうですが、その動機は不明だとの事です。

　ベルギー駐在の中国大使館によりますと、これまでに中国人に死傷者がでたという報告はないということです。

　ベルギーのディ・ルポ首相はこの日の夜、「この事件はテロとは無関係だ」と強調しました。（万、中原）国際・交流へ