フランス外務省の報道官は13日、「これは、気候変動を食い止めるプロセスにとって『悪い知らせ』だ。フランスは、ダーバン気候変動会議で採択された決議を履行していく。これらの決議は『京都議定書』と一体になっている」と強調しました。
日本の細野豪志(ほその ごうし)環境大臣は13日の記者会見で、遺憾の意を示した上で「気候変動に対応するため、世界各国が引き続き取り組んでいくことは、非常に重要だ。カナダも共に積極的な態度を取ることを望んでいる」としています。
国際環境保護団体グリーン・ピースの報道官は、「国民より汚染者の利益を守るカナダ政府の姿が再び露になった」と述べました。
カナダ与党の一部の議員は「『京都議定書』を離脱する決定は、世界の気候変動への取り組みにマイナスの影響を与える。カナダのイメージも損なわれた」と非難しています。また、世論では「カナダが2009年に排出した温室効果ガスの量は、1990年から30%アップした。『議定書』の拘束の下ですら決まりを守れていないようでは、『京都議定書』の離脱後どうなるか想像もできない」という声が上がっています。(朱丹陽 中原)国際・交流へ
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