協力、革新と発展をテーマとする今回の会議には、欧州、アジア、新興経済体からの代表400人あまりが出席しました。2日間にわたる会議では、世界債務危機と政策対応や、国際金融体制改革と資本流通、銀行業の将来、金融監督管理、多国間合併買収など議題をめぐって踏み込んだ討論が行われています。

　ボアオ・アジア・フォーラムの福田康夫理事長が開幕の挨拶をし「代表たちとの誠意ある交流と疎通を通じて、世界経済が低迷状態から回復し、持続可能な成長を実現するための自信と新しい構想を提供する」との考えを示しました。

　フランスのバロワン経済・財政・産業相は開幕式で、主旨講演を行いました。その中で、欧州経済におけるアジアの重要な役割を強調するとともに、EU欧州連合が債務危機を解決する努力と決意を紹介しました。

　ボアオ・アジア・フォーラムは2008年から、欧州での影響力を広げ始め、2008年と2009年にロンドンで2回、ボアオ・アジア・フォーラム国際資本会議を開きました。今回の会議はボアオ・アジア・フォーラム、フランス財政省とイギリス企業が共催したものです。（黄競、山下）　国際・交流へ