フランスのストラスブール市に駐在する中国の孫継文総領事は23日、欧州議会の招きに応じて、中国の平和発展をめぐる報告を行い、各界から注目を集めました。
「中国の平和発展の道のり」と題する演説で、孫継文総領事は「WTO・世界貿易機関への加盟以来、中国は承諾を真剣に履行している。WTO加盟前の関税15.3%を現在は9.8%まで引き下げた。同時に、多くの非関税措置を講じている。このほか、国連ミレニアム開発目標達成の面でも全力を挙げている」としています。
また、中国の対外政策について、「中国は相互信頼、互恵共栄、平等と協力を踏まえた新しい発展理念の構築を主張している。また、中国は世界問題の解決に参与し、発展途上国の開発を支援すると共に、世界の平和と安定の維持に積極的に取り組んでいる。これまで、30項目にわたる国連の平和維持活動にのべ2万1000人を派遣した。この数は安保理常任理事国で最も多い」と強調しました。
1時間近く続いた演説の後、孫総領事は参席者からの質問に応え、中国とフランスの協力や中国の高齢化、人民元の切り上げなどについて説明しました。(朱丹陽 中原)国際・交流へ
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