中国外務省の劉為民報道官は20日北京で、「東南アジアの非核兵器地帯の設立を、中国は一貫して積極的に支持している。もし『東南アジア非核兵器地帯条約』議定書の署名が始まれば、中国は率先して署名したい」と述べました。
これは、この日の記者会見で劉報道官が述べたもので、また、「11月12日から14日まで、5つの核兵器所有国と東南アジア諸国連合(ASEAN)はインドネシアのバリ島で『東南アジア非核兵器地帯条約』議定書について意見を交換した。共同の努力により、各国は、『東南アジア非核兵器地帯条約』議定書に関するすべての残された問題で意見が一致した。条約議定書により、中国、アメリカ、ロシア、イギリス、フランスの5つの核兵器所有国は、議定書の署名と批准後、条約締結国に対し核兵器の使用と使用の威嚇を禁じることを義務付けている」と述べました。
その他、劉報道官は、「中国はASEANとの平和と繁栄の戦略パートナー関係の発展を高度に重視しており、東南アジアの非核兵器地帯の設立を、一貫して積極的に支持している。中国は、ほかの国と共に努力し、『東南アジア非核兵器地帯条約』議定書が一日も早く効力が発生するよう促したい」と述べました。(劉叡、大野)
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