中国国務院の李克強副首相は16日に北京で、「今後5年間に中国は、発展パターンの転換を通して、安定し、かつ比較的速い経済発展を成し遂げ、生態環境の改善を推し進めたい」と語りました。

　これは、李副首相が｢中国環境・発展国際協力委員会｣の2011年年次総会開幕式で述べたものです。

　また李副首相は「環境保護は人類共通の課題だ。中国は、積極的に国際協力に参加し、外国の先進的な環境保護と管理の理念を吸収する。より効率よく生態環境の改善を推し進めたい」と語りました。そのうえで「気候変動に積極的に対応することは、中国の経済社会発展において戦略的な行動だ。中国は、ダーバンでまもなく開催される国連気候会議で成果を挙げられるよう、国際社会とともに努め、また世界の持続可能の発展に新たに貢献したい」と語りました。（イツゴウ、吉野）