第5回中日韓衛生相会議が13日、中国山東省の青島で開催されました。
中国の陳竺衛生相、日本の小宮山洋子厚生労働相、韓国のイム・チェミン(林采民)保険福祉相がそれぞれ代表団を率いて会議に出席しました。
会議は慢性非伝染性感染疾患の予防と抑制などにおける協力を重点的に討議し、共同声明を発表しました。
また会議では、3国は慢性病の予防と抑制、及び自然災害による疫病防止分野における協力を強化していくと表明し合いました。
その共同声明は、「心臓病、がん、慢性呼吸器疾患、糖尿病などの慢性非伝染性疾患の予防と抑制は3国がともに関心を寄せる課題であり、これらの分野での協力を強化していく」と強調しています。中国の陳竺衛生相は、「中国、日本と韓国から見て、現在、心臓病、がん、糖尿病などを含む慢性病はすでに、病気による死亡の主要な原因となっている。中国の慢性病の死亡率は85%となっており、これは大きな課題となっている」と述べました。
この共同声明は、今年3月の東日本大震災による津波で大きな被害が出たことに慰問の意を表明し、今後もインフルエンザなど伝染病の予防と抑制、食品の安全、臨床実験などの面で三国は協力を強化していく」と改めて強調しました。
会議は次回の衛生相会議を日本で開催することを決めました。(玉華) 暮らし・経済へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |