中国とレバノンの国交樹立40周年にあたり、9日、中国の胡錦涛国家主席とレバノンのスライマーン大統領は、互いに祝電を送りました。

　胡主席は祝電で、「この40年、双方の共同の努力の下、両国関係は着々と進んできた。特に、ここ数年、政府間の信頼が強化され、経済貿易協力も深化している。文化交流も日増しに緊密になっており、世界と地域の問題で、良好な協調と協力を保っている」とした上で、「中国はレバノンとの友情、そして両国関係を重視している。今後、レバノンと共に、両国の人員交流を促し、相互協力を深化していきたい」としています。

　スライマーン大統領はこの40年間の各分野における両国の協力を評価した上で、「中国は、レバノンの国家主権、独立、領土保全の努力を、一貫して支持してきた。また、世界の公平と正義を維持するため、重要な役割を果たしている。レバノンは中国と共に、両国の共同利益を維持すると同時に、中東地区の平和と安定の実現を推し進めていきたい」と強調しました。

　（朱丹陽、大野）