韓国統一省は8日、韓国政府がWHO・世界保健機関を通じて朝鮮への支援を再開したことを明らかにし、今後もその他の国際機関を通じて朝鮮への人道支援を徐々に回復するとしました。

　韓国統一省によりますと、韓国は2009年に対朝鮮支援用として1312万ドルをWHOに提供しましたが、このほど政府は残りの694万ドルの支援実施を承認しました。ただし、これは朝鮮に対する制裁措置を基本とした上で行う臨機応変な対応であり、朝鮮制裁を主張する立場は変わっていないとしています。

　韓国統一省の柳佑益（リュ・ウイク）長官は5日、ニューヨークで国連のパン・ギムン事務総長と会談し、「国連を通じて朝鮮への支援を再開し、南北間の情勢緩和に努め、対話のムードを作る」との意向を表明しました。（万、中原）　国際・交流へ