1941年の12月3日、陝西省延安のヤオトン(洞窟住居)から、日本語放送の第一声が発せられ、中国の対外放送事業がスタートしました。
このCRI・中国国際放送局の開設70周年を記念するため11月の7日、CRIの「ルーツを尋ねて延安の旅」代表団の一行が延安に到着し、取材を始めました。
代表団メンバーは王雲鵬CRI副局長を初め、中国人と外国人の40名あまりのスタッフからなっています。代表団は8日に、王皮湾にある新華放送局(中国国際放送局の発足当時の名称)の旧跡で行われた記念イベントに出席するほか、延安報道記念館や延安革命記念館などを見学し、当時の対外放送事情を振り返ります。
1941年の12月3日、旧日本軍と国民党当局による延安とその他抗日根拠地の報道封鎖を打ち破るため、中国共産党中央は延安の新華放送局で日本語放送を開設することを決め、コールサインをXNCRにし、アナウンサーを日本人女性である原清志氏にしました。新華放送局日本語放送の開始は、中国人民の対外放送事業のスタートを切り、こうして中国国際放送局の前身が誕生したわけです。今では、CRIは61の言語で放送するようになり、およそ70ヶ所の海外支局を持ち、伝統的なラジオ放送やオンライン放送、ニューメディア発信などあらゆる媒体を生かした新しい国際的マルチメディアとなりました。こうしてCRIは世界各国の視聴者が中国を知るための重要な窓口となり、中国のイメージアップや良好な国際的環境の構築に重要な役割を果たしているのです。(ZHL)暮らし・経済へ
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