BRICS首脳会談が3日にフランスのカンヌで行われました。中国の胡錦涛国家主席、ブラジルのルセフ大統領、ロシアのメドベージェフ大統領、インドのシン首相、南アフリカのズマ大統領が会談に出席し、BRICS国家の協力強化について検討したほか、現在の世界の経済情勢と欧州債務問題をめぐって意見を交わしました。

　胡主席は会談で、「現在の国際情勢の下、強力な成長の実現を最優先事項とすべきだ。先進国も発展途上国もバランスのとれた速やかな経済成長を保たなければならない」と語りました。また、「欧州の景気回復が実現できれば、世界の景気回復も実現できる」と強調し、国際社会が同じ行動をとることや、またBRICSは経済面の協議メカニズムを構築し、問題解決に対応し調和と疎通を強化するよう呼びかけました。（白昊、吉野）　国際・交流へ