中国有人宇宙プロジェクトの武平報道官は31日、酒泉衛星発射センターでの記者会見で、「『天宮1号』宇宙モジュールの運行は安定し、各設備が正常に運転し、ドッキングの要求を満たしている」と明らかにしました。

　武平報道官は、「軌道に乗せた『天宮1号』はこれから発射する宇宙船『神舟8号』とのドッキングを迎えるため、四つの準備作業をしてきた。第一、地球周回4周目と13周目に軌道変更を行い、高度354キロの近円軌道に入った。第二、軌道上で各テストが行われ、各設備の運行は安定しており、ドッキングの要求を満たしている。第三、関連の科学負荷試験が行われ、点検も終了し、負荷設備の情況は正常だ。第四、軌道変更が終了し、高度343キロのドッキング軌道に下げ、『神舟8号』とのドッキングを待つばかりとなっている」と述べました。（10/31　Lin　Kokusei） 暮らし・経済へ