このほど発表された「中国風力発電発展ロードマップ2050」によりますと、2020年までに中国の風力発電の設備容量は計2億キロワットに達し、全国の電気需要の5%を満たすこととなるということです。また、これによりますと、2030年と2050年の発電容量はそれぞれ4億キロワットと10億キロワットに達し、電気需要の8%と17%を満たすとともに、二酸化炭素の排出が6億トンと15億トン減少する見込みとなっています。

　このロードマップは、中国国家発展改革委員会エネルギー研究所と中国国内の国際エネルギー機関関連機構が共同実施するもので、2011年から2050年における風力発電への投資は12兆元（約156兆円）に及び、2020年前後までに中国の陸上風力発電価格は火力発電価格と同等となるとしています。（張、中原） 暮らし・経済へ