欧州理事会及びユーロ圏首脳会合が23日、ブリュッセルで開催されました。会議に参加した首脳たちは欧州の経済発展に尽力する綱領を提出しました。また、まもなく開催されるG20サミットとダーバン気候変動会議について立場を調整しました。

　EUの指導者たちは、「経済成長と就業を促進し、単一市場を構築し、中小企業を支援するなど一連の措置を講じて、経済の成長を確保していく。また、各国は26日に開催されるEUサミットで、ユーロ圏の債務危機について討議する」と明らかにしました。

　来月初めに開かれるG20サミットについて、EUの指導者は、国際通貨システムを改革し、金融監督管理と原材料の監督管理を強化するよう呼びかけた上で、「すべての先進国と新興経済体は現在の世界経済成長率低下の課題に対応し、あらゆる措置を講じて金融の安定を維持し、市場への自信を回復させるべきだ」との見解を示しました。また、来月末に南アフリカのダーバンで開かれる国連気候変動会議に対して、「一定の条件の下で、『京都議定書』の第二約束期間の約束を認め、会議で効果的な成果を収めるよう努力する」と述べました。（玉華、kokusei）　国際・交流へ