中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）10＋1文化相会議が10日、重慶で開かれました。会議には、蔡武中国文化相とASEAN10カ国の文化相および代表らが出席し、中国・ASEAN文化相会議の定例化について意見を交換しました。

　会議では、中国とASEANが対話関係が結んでから20年、双方の文化分野の対話と協力の道のりを振り返り、当面の情勢下において、双方の文化相会議を定例化する必要性について幅広く討議しました。蔡武文化相は、「文化分野における対話と協力は地域の共通認識を形成し、互恵関係を構築する基礎だ。中国・ASEAN文化相会議の定例化は対話と協力を一段と強化し、双方の意思の疎通と協調を推進し、地域文化の全般的な競争力を向上させていく」と述べました。

　協議の結果、中国・ASEAN文化相会議は、2012年にシンガポールで第1回の正式会議を開くことを決定しました。（董燕華、大野）　暮らし・経済へ