中国教育省は28日、幼児教育3年行動計画と国家幼児教育プロジェクトについて記者会見を開き、「今後3年間で、9万カ所の幼稚園を新築または改築し、500万人の幼稚園児を増やす」と明らかにしました。

　第12次五ヵ年計画期間中、国は500億元を拠出し、中西部地区や東部貧困地区の幼児教育に力を入れることになっています。具体的には、中西部地区の農村部で幼児教育の人材や施設を拡大すると共に、一部余った小学校の校舎を幼稚園に改築し、小学校付属の幼稚園を新設すること。民間の力を動員し、多種多様な幼稚園の設立を奨励すること。国レベルの保育士や幼稚園教諭の教育計画を進めること。幼児教育の支援制度を確立することなどが盛り込まれています。

　また、教育省の関係者によりますと、今年末までに、幼稚園の学費管理法が出来る見込みです。この管理法は公私立の幼稚園に適用され、学費の算出基準と算出法が盛り込まれます。具体的な学費の基準は、省政府が管理法に基づいて算定するということです。（Lin、大野）暮らし・経済へ