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 アフガニスタンのラバニ元大統領、テロにより死亡

2011-09-21 13:30:06     cri    
 アフガニスタンのラバニ元大統領が20日夜、カブールの自宅で自爆テロにより死亡しました。

 アフガニスタンのTOLOテレビは内政省の発表を引用し「現地時間午後6時頃、ラバニ元大統領の自宅で爆発が起き、ラバニ元大統領を含む数人の死傷者が出た」と報道しました。

 ラバニ氏が議長を務める高等和平評議会の高官は「ラバニ元大統領は自宅でタリバンのメンバー2人と交渉中に、暗殺された可能性が高い」と述べました。また、カブールの警察官によれば、犯人は爆弾をターバンの中に隠し、ラバニ元大統領の自宅で自爆テロを実行したということです。

 現在までのところ、タリバンはこの事件についてまだ犯行声明を発表していません。

 アメリカを訪問中のアフガニスタンのカルザイ大統領はこの日、訪問を中断して帰国しました。また、パキスタンのザルダリ大統領とギラニ首相はこのテロ事件を強く非難しました。イギリスのキャメロン首相もコメントを発表し「アフガニスタンの和平プロセスは停止してはならない」と述べました。

 ラバニ氏は、1996年にタリバンが武力で政権を奪取する前、アフガニスタンの大統領を務めていました。2010年10月に高等和平評議会のトップに就き、アフガニスタンの和平交渉を進め、恒久的な和平を実現するために尽力していました。(黄競、大野)

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