国連の推計によりますと、今年10月に世界人口が70億人を突破することが分かりました。人口が70億人に達することにより生じる課題とチャンスをより多くの人々に知ってもらうために、国連は14日、ニューヨークの国連本部で「70億人のアクション」キャンペーンを開始することになりました。

　このキャンペーンは、貧困と不平等、女性の権利向上、性と生殖に関する健康と権利、若者の福祉、高齢化、環境問題、都市化など「7つの課題」についてアクションを起こすよう、各国政府や非政府組織、私営部門、マスコミ、学術界及び個人に呼びかけるものです。

　パン・ギムン事務総長はこの日、「70億人目の赤ちゃんが矛盾に満ちた世界に生まれる。十分な食糧があるのにもかかわらず、世界では数千万人の人々が依然飢餓にさらされている。贅沢な生活を送る人々がいる一方で、多くの人々は貧しい暮らしを余儀なくされている」と指摘した上で、世界の人々に向けて、このキャンペーンに参加してほしいと強調しました。（Katsu、中原）

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