中国とフィリピンが1日に発表した共同コミュニケは、「フィリピンのアキノ大統領の中国訪問は、両国関係の発展にとって一里塚の意義を持っている。両国の指導者が、平和対話による南海問題の解決を確認した。また、2012年から2013年にかけて、両国の友好交流年にすることを決めた」と述べています。
共同コミュニケは「胡錦涛国家主席とアキノ大統領の会談は、実り豊なものであった。両国の指導者は、国交樹立36年間の関係発展を評価した上で、相互尊重と平等互恵を踏まえて長期的かつ安定した戦略的パートナーシップの推進を確認した」としています。
また、「中国は、フィリピン政府が提案した公私パートナー計画を支持し、資格を持つ中国企業が、『経済貿易協力五ヵ年発展計画』の枠組み内の事業入札に参加することを激励します。また、両国は、両国を結ぶ海上ハイウェイの建設を検討していく」としています。
さらに、「両国指導者は、争議のある海上問題について意見を交わし、両国の友好関係が海上問題に影響されないことで一致した。平和対話を通じて争いを解決し、引き続き域内の平和、安全、安定を維持すると共に、経済成長のために良い環境を作っていくことで合意した」としています。(朱丹陽 kokusei)
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