アメリカホワイトハウスが1日に発表した予想報告書で、「2011年アメリカの経済の伸び率は1.7%となり、9月末までの2011年会計年度の財政赤字は1兆3000億ドルに上るだろう」と予想しています。

　報告書は、「今年上半期の経済成長率はわずか0.7%で、2009年6月から続いている経済後退で、成長率が最も低い半年だった」としています。

　また、「2011年財政年度の財政赤字は2010年の1兆2900億ドルをやや上回り、GDP・国内総生産の8.8%を占める」と述べています。

　さらに、失業率について、「2012年までは9%という高い失業率を維持するだろう。現在の失業率は9.１%だ。経済成長が緩慢で、財政赤字が厳しく、経済の成長が楽観視できない。このため、多くの経済学者は、高い失業率はしばらく続くだろうとみている」としています。（朱丹陽　kokusei）暮らし・経済へ