野田佳彦氏が29日の民主党代表選に当選し、30日の国会で第95代首相に指名されました。新首相が誕生した後、中日関係にどう対処するか、中国メディアが注目しています。人民日報はこの日、評論を発表し、「中日両国は一衣帯水の隣国であり、中日関係には高所から遠くを見る視線が必要だ」としています。
評論は、「中日両国の経済は強い補完性がある。中国は最も大きな発展途上国として、日本のハイテク技術や製品が必要であり、多くの面で日本に学ばなければならない。日本は貿易と技術で立国しており、中国のような巨大で近い市場が欲しい。また、メイドインチャイナの安い日常生活用品も必要だ。グリーン経済の発展、金融安全の維持でも、共に協力が必要だ。中国は誰にも脅威をもたらさず、誰の脅威も恐れない。平和なルートで意見の食い違いを解決することが中国の発展理念である。今理解できなければ、ゆっくり理解すればいい。今心配があっても、将来に期待して待てばいい」としています。
評論は最後に、「歴史は忘れてはいけないが、恨み続けてはいけない。文化的な相互交流が増えていき、高所から遠くを見ることが多くなれば、お互いの相互理解や政治的相互信頼が深まっていくだろうし、軽薄で浅はかな行動や誤った判断は少なくなるだろう」としています。(ooeiei、大野)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |