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 習副主席、中米間の相互信頼の強化を強調

2011-08-18 16:17:46     cri    
 中国の習近平国家副主席は18日、北京を訪問中のアメリカのバイデン副大統領と会談し、「中国とアメリカは、相手国の発展を客観的かつ理性を持って見る必要がある。相手国の戦略と意図を正確に判断し、戦略的な相互信頼を絶えず強化していくべきだ」との考えを示しました。

 習副主席は「両国は歴史的背景、社会制度と発展レベルという点では異なるが、双方に共通する利益はこれらをはるかに超えている。両国が良い関係を保てば互いに利益をもたらし、関係が悪化すれば共に損失をうける」と述べました。

 また、両国の交流について習副主席は「ハイレベル交流の役割を十分に発揮すると共に、両国の戦略的経済対話、戦略的安全対話と、アジア実務交渉などの場を活用して、引き続き両国軍隊の交流と協力をも拡大していくべきだ」と強調しました。

 これに対して、バイデン副大統領は「中米間の戦略的相互信頼は、両国関係が持続的かつ安定して発展していくための鍵である。交流を強化することで、相互理解と戦略的相互信頼を深め、戦略上の誤った判断を避けるべきだ」と述べました。

 また、「アメリカは中国経済の持続的な発展を歓迎すると共に、世界経済の安定を確保するため、中国と共に努力したい」とのアメリカ政府の立場を表明しました。

 バイデン副大統領はさらに、「アメリカは『一つの中国』という政策を断固として実施し、台湾独立を支持せず、チベットが中国の切り離すことの出来ない一部分であるということを十分に理解している」と重ねて表明しました。(朱丹陽、中原)

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