イスラエルを訪問中の中国中央軍事委員会委員である中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長は14日にイスラエルのエフード・バラク副首相兼国防相と会見し、またベニー・ガンツイスラエル国防軍参謀総長とも会談しました。陳炳徳総参謀長の今回の訪問は中国軍隊の総参謀長としては初のイスラエル訪問となります。
バラク副首相兼国防相は、席上「中国は世界において、最も重要な影響力を持つ国だ。イスラエルは中国との関係発展を非常に重視している。」と述べ、今後の双方の協力強化やチャレンジへの共同の対応、それに今後の両国と両国軍隊の関係発展を期待しました。
また、ベニー・ガンツ参謀総長は「陳炳徳総参謀長の今回の訪問は両国と両国軍隊の関係にとって重要な意義がある。イスラエルは中国と共に努力し、両国軍隊の協力を新たな発展段階へと進めていく」と述べました。
これに対し陳炳徳総参謀長はイスラエル側の歓迎に感謝の意を示し、「中華民族とユダヤ民族は伝統的友情で結ばれている。国交を樹立してこの19年、両国の友好協力は絶えず強化されてきた。これは両国国民の利益に合致するだけではなく、地域の平和と安定にもプラスとなる。両国関係の発展に伴い、ここ数年、両国軍隊の関係も絶えず強化されている。今回訪問の目的は相互の理解を強め、共通認識を拡大し、友情を深め、協力を促進していくことにある」と述べました。
なお、陳炳徳総参謀長ら一行は14日テルアビブ入りし、3日間にわたるイスラエル訪問を始めたものです。(董燕華・吉野)
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