第26回夏季ユニバーシアード競技大会開幕式が12日夜、中国南部の都市・深セン市で開催されています。12日午後、胡錦涛国家主席は同大会開幕式に出席するボリビアのエボ・モラレス大統領やフィジーのラツ・ エペリ・ナイラティカウ大統領、エチオピアのギルマ・ウォルドギオルギス大統領およびルーマニアのボック首相とそれぞれ会談を行いました。

　胡錦涛国家主席はフィジーのラツ・ エペリ・ナイラティカウ大統領と会談した際、「中国はフィジーとの関係を重要視し、フィジーを太平洋地域における中国の友人であり、パートナーであると見なす。中国は『一つの中国』の原則を堅持するフィジー政府の立場に賞賛の意を表する」との考えを表明しました。

　また、エチオピアのギルマ・ウォルドギオルギス大統領と会談した際には「中国はエチオピアと連携し、両国の政治面における交流と対話を強化し、互いの重大な利益におよぶ問題で支持し合うと共に、貿易、投資やインフラ整備、人文教育などの分野で実務協力を促進し、両国の友好親善関係を一段と深めていくことを望む」とする意向を表明しました。

　ルーマニアのボック首相との会談では、「中国政府は実力ある中国企業がルーマニアにおけるインフラ整備に参加することを支援する。両国間の投資を強化することで、両国の経済発展を効果的に促すことを期待する」との考えを示しました。

　これに対しボック首相は、「中国と連携し、経済・貿易や電力、運輸、農業、文化などの分野での協力を強化していくと同時に、より多くの中国企業がルーマニアに投資することを歓迎する」と述べました。

　（翻訳：ｈｊ）