中国のチベット自治区は今後5年間に、文化産業の発展を加速し、文化の大きな発展と大きな繁栄を実現し、2020年までに文化産業を現地経済を支える支柱にするという目標の実現に力を入れています。

　チベット自治区財政局の艾俊涛局長は「チベットは豊富な文化資源に恵まれているが、文化産業の規模が小さく、技術水準も低く、全体の力が弱い。これからの5年間、チベット財政部門は文化産業の発展支援に力を入れ、文化産業発展のための専門資金総額は2015年までに5000万元（日本円でおよそ6億5000万円）を超える」とした上で、「チベット自治区および各地域の財政部門は、市民むけの文化サービス体系の構築、文化産業の発展支援、文化的な部門での体制改革という3つの分野により大きな力を入れ、文化産業が大きな発展と大きな繁栄を遂げることを促していく」との考えを示しました。

　この他、特色ある文化産業の発展を加速するため、チベット自治区は、自治区の文化産業の将来図を見通す「文化産業発展計画」を発表します。第12次5ヵ年計画期間中、チベット自治区は民族文化産業発展工業団地と、文化コミュニケーション基地の計画と建設に努力していきます。（万、大野）

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