格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はアメリカ時間5日夜、アメリカ国債の長期信用格付けを最上級のトリプルA(AAA)からダブルAプラス(AA+)に1段階引き下げたと発表しました。アメリカ国債が最上級の格付けから下がったのは、史上初のことで、国際社会の注目を集めています。
インドのムカジー財務相は6日、「アメリカ国債の格下げによってもたらされる影響は厳しいものだ。インドはこれに対して慎重に判断する」との考えを示しました。
イギリスのケーブル・ビジネス・イノベーション大臣は「アメリカ国債の格下げは想定内のことだ。財務上限引き上げ法案が可決されたので、アメリカは今は安全だと言える」と述べました。
S&Pによる格下げの発表は金曜日、アメリカの株式市場が終了した後のことで、市場への影響は月曜日に出てくると思われます。短期的には、アメリカ国債の格下げは借入コストを上昇させる恐れがあるほか、金融機構や上場企業のコストと予算の上昇をもたらすと共に、直接的には、金融商品価格にも影響を与えるだろうと見られています。(翻訳:Katsu チェック:大野)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |