ブラジル、ロシア、インド、南アフリカ、中国の新興五ヶ国の衛生相が参加する第1回ブリックス衛生相会議が11日に北京で開かれました。そして「薬物から見る世界の衛生」をテーマとしたこの会議で、「北京宣言」が発表されました。
宣言では、5ヵ国間の衛生相およびジュネーブ常駐代表間の長期的対話体制を確立することや、エイズ、結核、マラリアなどの効果的かつ安全な薬品開発のための協力を優先して進めることなどで一致しました。
ブリックス各国の現状はそれぞれ異なりますが、医療衛生環境の未整備や医療費用の急増、エイズや結核などの伝染病の拡大など、同じような課題を数多く抱えています。その中での最大の課題は、人口が多い貧困層にいかに医療サービスを提供するかということです。(閣、小野)
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