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中国で企業による砂漠化防止対策が成果

2011-07-11 15:19:20     cri    

























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 北部内蒙古自治区にあるクブチ砂漠は、中国では7番目に大きい砂漠で、北京から一番近いところにある砂漠でもあります。地元企業のこれまで20年間の努力により、この砂漠はオアシスに変身したばかりか砂漠独特の経済モデルをも構築してきました。  

 今回シンポジウムには、世界の30ヶ国からの産学官各界の代表が出席し、砂漠化防止をめぐって、その戦略や政策、技術開発、産業発展、国際協力などについて交流が行われました。なかでもクブチ砂漠での砂漠化防止の成果が特に注目されました。クブチ砂漠の事業を実施してきたのは内蒙古イーリー資源グループであり、これまで日本円でおよそ370億円を砂漠化の防止などに投入してきました。グループの王文彪会長は「クブチの砂漠化対策は、一言で言えば科学技術を重んじ、大規模な産業化という様式を採用し、また、砂漠の生態系を基に、住民の生活向上を図っていくというものだ」と話してくれました。

 14年前の1997年、この企業は生産ニーズに合わせて、砂漠を横断する道路を敷設しました。また、道路が風で流されてくる砂に覆われるのを防ぐため、道沿いに樹と草を大量に植えました。これが砂漠化対処のスタートでした。その後、このような道路によって砂漠を小さく分け、狭いエリアで甘草やスナヤナギなどの植物を植えて作業を進めてきました。また甘草などは漢方薬草として収穫し、大きな経済利益を挙げています。

 14年が経った現在、全長500キロに上る5本の道路がクブチ砂漠を横断するようになり、緑化面積は6つのシンガポールに相当する4000 km² に達しています。

 これまで生態環境の改善は砂漠地域の観光業に活力を注ぎました。かつて砂漠で暮らしていた遊牧民は新しく作られた村に移住し、道路の敷設や緑化、それに観光業などに従事しています。

 ダナさんはクブチ砂漠に40年も暮らしています、5年前の2006年に、砂漠に散在するほかの35世帯の遊牧民とともに、イーリーグループが作った村に移ってきました。ダナさんは自分が使用権を持つ空き地を利用し、イーリーグループの株主となり、さらに民宿とレストランをも経営しています。ダナさんは「以前はいろんなところで放牧してまわり貧乏が続き、家も電気もなかったが、いまは何でも揃っているし、暮らしやすくなった」といっています。

 この地域に住む遊牧民は約3万2000人いますが、砂漠化防止の一環として、イーリーグループは農産物などの販売から医療施設の増設、小学校の建設など現地住民の住む環境の整備にも力を入れているのです。(閣)

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