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 「久石譲映画音楽祭典」 まもなく開催

2011-07-07 18:39:36     cri    

 大型コンサート「久石譲映画音楽祭典」は7月9日(土)、北京国家体育館で開催される予定です。宮崎駿監督の「天空の城 ラピュタ」などのアニメ作品を通じて、久石譲さんの癒し系ミュージックが多くの中国若者を魅了しました。また、昨年末12月に上映された中国映画「譲子弾飛」((Let the bullets fly "弾丸を飛ばせ")の音楽担当として、久石譲さんの人気は益々上がってきています。今回のコンサートについて久石譲さんにお話を伺いました。

――今回のコンサートを紹介してください。

 ご承知の通り、日本で大地震があって、津波も来ました。とても大変なことになりました。それに対し、音楽家として何かやることがあるんじゃないかということで、コンサートを企画しました。東京、大阪、パリ、そして最後は北京です。本当に「世界の中の日本」であるならば、海外に対して、メッセージを発信して、世界とつながっていくと言うことをきちんとやってほしいんだなぁと私は思っています。あまりにもそれが弱いんだ。そして、僕としては音楽家として、やっぱり世界の人に感謝すると同時に、日本人もきちんとやっているよという元気な姿を見せたいです。それが今回の大きな意味です。

――今回のコンサートは今まで一番規模が大きいと言われているようですが、具体的にいうと?

オーケストラ自体は100人にちょっとかけるぐらいで、コーラスを入れて大体300人ぐらいですね。北京でやるコンサートが一番規模が大きくなると思います。ただ、映像と音楽っていうことになるんで、日本の武道館で使った巨大なスクリーンを日本から北京へ運んできました。音楽を映像にあわせて演奏会をするのは初めてのことです。

――映画やアニメ音楽の作曲家としての久石さんは多くのファンが知るところですが、クラシック音楽も作ってみたいと思いますか?

 もともと音楽大学で現代音楽をずっと作曲していたんです。たまたま映画音楽を作ったんけれども、やはりもう一回自分の中で、学生時代でやったクラシックをきちんとやろうかなと思って、再来月も、クラシックコンサートを開催する予定です。

 中国の中央バレエ交響楽団、中国歌劇舞劇院歌劇団と中国少年ラジオ合唱団という3つの国家級団体が今回の演出陣に加わります。宮崎駿監督、北野武監督と中国の姜文監督の作品で使われた曲が演奏されるほか、久石さんがサイレント映画時代の名作、バスター・キートン監督の「キートンの大列車追跡」(1927)のために作曲した曲を、コンサートで映画に合わせて演奏するそうです。チケットはすでに売り切れ状態になりそうで、中国全土から駆けつけてきたファンたちの情熱は、この暑い夏に負けないぐらい熱いでしょう。(取材 路晗)

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