国連経済社会局（DESA）は5日、「2011年世界経済社会調査報告」を発表し、「今後30～40年内に、人類はグリーン技術革命を行わなければならない。さもなければ気候の変動や環境の悪化による災難にさらされるに違いない」と指摘しています。

　この報告は「第一次産業革命以来、世界の人口とその平均収入、エネルギーと資源の消耗、及び排気ガスを含む廃棄物と汚染物の量は指数的成長を見せている。物質的な生活水準は向上し、人類の活動は自然環境に巨大な負担をかけている。この負担はまもなく人類の生計を維持できない限度に達するだろう。経済を発展させ環境への破壊を少なくするには、根本的で徹底したグリーン技術革命を行わなければならない」としています。

　また、この報告は「グリーン技術革命の実現には、第一次産業革命の規模とほぼ同じで毎年1万9000億ドルを投入する必要がある」と強調しています。（翻訳：Katsu　） 国際・交流へ