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 国家海洋局、「蓬莱19-3号」油田の原油流出で通報

2011-07-06 16:35:05     cri    

 国家海洋局は7月5日、記者会見を開き、一ヶ月前に渤海海域で起きた「蓬莱19-3」号油田の原油流出事故の初歩的な結論を通報しました。6日付けの『人民日報』はその様子を報道しました。

 それによりますと、原油流出は効果的に抑制されてはいますが、油田及び周辺海域の海洋環境に一定程度の汚染と損害をもたらし、周辺840平方キロメートルの海水の水質はⅠ類から劣Ⅳ類に下がり、事故規模についていまだに結論が出されていません。

 国家海洋局北海分局の郭明克副局長は、蓬莱19-3油田の所在地・渤海中部にあり、渤海は半封鎖的な内海で、水の交換能力が弱いため、一旦汚染されれば、開けた海域より汚染状況が深刻になります。また、残留の汚染物は海洋の生態環境に長期的な影響を及ぼすということです。

 中国の海洋監視当局はすでに事故を立案しましたが、『海洋環境保護法』に違反したことが確定されたとしても、最高、20万元の罰金しか科せられないとなっています。これに対して、国家海洋局環境保護局の王斌副局長は残念の意を示した一方、「『海洋環境保護法』は同時に、海洋の生態環境が汚染されれば、海洋当局は国に変わって、責任者に生態賠償を求めることができるとしている。この場合の金額は20万元に限ることはない」と語りました。

 蓬莱19-3油田は中国最大の海上油田で、中国海洋石油有限公司(CNOOC)とアメリカ系エネルギー大手・コノコフィリップス (Conoco Phillips)中国有限公司の共同開発によるものです。両者の権益はそれぞれ51%と49%となっていますが、後者は作業の実施者です。(翻訳:Yan、Kokusei)

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