世界最大級の航空展示会「パリ国際航空ショー」が26日午後、パリで閉幕し、受注額と参観者数はいずれも史上最高に達しました。
今回のパリ国際航空ショーは前回と同様に陰雨の中での開幕となりましたが、前回の国際航空ショーとは異なり、世界の航空業は経済危機の暗い影から回復しつつあります。世界の航空業の回復は企業の展示会への参加意欲を刺激し、今回、航空ショーの受注額と参観者数がいずれも史上最高となりました。
世界の航空市場の回復によって、今回の航空ショーでは世界最大級の大手航空会社である欧州のエアバス社とアメリカのボーイング社がいずれも大きな利益を獲得しました。展示会開催期間中、エアバス社は730機、約720億ドルの受注を獲得し、ボーイング社は142機、220億ドルの受注を獲得したことを発表しました。
今回の航空ショーでは、中国の航空業界は「世界の航空産業チェーンに一層食い込む」ことを狙いとして、中国の技術革新面における全体的な実力が向上している点、および世界の航空産業チェーンに入りこんだ最新の成果をアピールすることを目的としています。中国航空工業集団から多用途戦闘機「梟竜(きょうりゅう)」、無人偵察機「翼竜(wing loong)」、コミューター機「新舟」などが出展された他、初めて海外市場に登場した中国国産大型旅客機「C919」も各界の注目を集めました。
2年に一度開催されるパリ航空ショーは世界最大級の国際航空展示会の一つとして、すでに102年の歴史を有しています。今年のパリ航空ショーは今月20日に開幕しました。 (翻訳:hj) 国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |