中国の梁光烈国防相は、22日、北京で、中国を訪れたカンボジアのティア・バン副首相兼国防相と会談しました。

　梁光烈国防相は「中国とカンボジアの友好関係は長く続いている。国交樹立以来50年間、両国関係は変化の激しい国際情勢の試練を乗越えてきた。中国は、カンボジアを信頼できる隣国であり、良き友人、良き兄弟だと見ている。両国関係が多くの分野で進展することや、関係がさらに深まり、レベルアップすることを目指し、カンボジアと共に努力していきたい」と述べました。

　また、梁国務相は両国の軍関係の発展について、ハイレベルな往来を保つこと、軍事訓練の交流を強化すること、実務的な協力を推し進めること、多国間の安全保障に関する実務的な協調と調整を密にすること、といった四つの提案を行いました。

　これに対してティア・バン副首相兼国防相は、中国が長期間にわたりカンボジアを支援したことに感謝の意を示しました。

　更に「カンボジア政府と軍隊は、一つの中国といった政策を強く支持する。カンボジアは両国の軍事関係の発展を重視しており、相互信頼や友好関係を絶えず強化して、両国の軍事関係を絶えず発展させていきたい」と強調しました。（朱丹陽）