6月10日から16日間にわたり、北京と上海にあるそれぞれのライブハウス「MAO」で開催されている「サマーソニック」（SUMMER SONIC）2011への参加を競う中国大陸ロックバンドオーディションの北京地区決勝戦が、5回の準決勝戦を経て、昨日盛大に行われました。

　今回、北京地区に進出したのは零壱、Joker、大飛＆摩天楼、南無、蜜三刀、玉麟軍の6組のロックバンドです。最も注目されているのは、まず零壱バンド。2003年に結成され、リーダーであるバンドのボーカル・李楠さんはアイルランドのカトリック教会系の学校に通い、チベット文化が大好きなため、彼らが創作した曲は神秘的な宗教の雰囲気が漂っています。そして、Jokerバンド。2009年に結成されたばかりですが、メンバーは韓国、中国大陸、マカオから集まり、現在北京で最も人気がある「80後」（1980年代生まれ）の若いバンドです。また、南無バンド。6人のメンバーが音楽に熱中していたことで、大学内で出会い、2007年に結成されました。大学時代から、各種のバンドオーディションに参加したり、各地の音楽祭に登場したりして、かなりの人気が集まっています。