フィリピンの華人団体は11日マニラで、フィリピンと中国の国交樹立36周年を祝うイベントを行いました。中国の劉建超フィリピン駐在大使は「中国政府と人民は、南海をめぐる係争が両国関係の発展を妨げたり、両国国民の友情を傷つけたりしないよう希望する。中国は、紛争の平和的解決に取り組み、この地域の平和と安定を守っていく」と強調しました。

　また、劉大使は「過去1年間、中国とフィリピンとの政治や、経済、軍事の関係は絶えず発展している。また、文化交流と人的往来もさらに拡大されている。一連の重大な事件の試練を乗り越え、両国関係はより強固になった」と述べました。

　これに対し、フィリピンのアキノ大統領は「フィリピンと中国との間には、時には食い違いがあるが、両国の友好関係がもたらした重要な利益は無視できない。中国が引き続きフィリピンの経済建設プロジェクトに積極的に参加することを希望する」と語りました。（翻訳：Katsu）