チベット自治区環境保護庁によりますと、ここ数年、チベットカモシカの数が年々増え、今のところ、15万頭になったということです。

　チベット林業部門の100人ほどの関係者が編集した『チベットカモシカの生態』という報告書によりますと、チベットカモシカは主としてチベット、青海、新疆西部の合わせて80万平方キロの高原地区に生息しているということです。

　チベットカモシカの毛皮は国際市場で高価なため、1980年代から乱獲され始め、その数は元の20万頭から今では2万頭未満まで減り、絶滅に瀕する状態にありましたが、1998年に主管部門がチベットカモシカの生息地に四大保護区を設立して、その管理に取組み、乱獲を厳しく取締った結果、チベットカモシカは効果的に保護されています。（06/10　訳：LIN）暮らし・経済へ