「魚と米の郷」と呼ばれる浙江省は、今年に入ってから現在まで降水量がわずか281ミリしかなく、例年より53%も減っています。これは、1951年以来の最少記録です。現在、省内の舟山、湖州、寧波などが干ばつに見舞われており、凡そ37万人が水不足にさらされています。

　また、ダムの貯水量も例年より1割減っており、河川の水位も低くなっています。降水の持続的な減少は、農業や林業に影響を与えており、また、舟山、寧波、台州などでは局地的に飲料水不足になり、水運にも支障が出ています。

　ただし、浙江省の気象部門によりますと、昨年の貯水量が大きかった上に、水利建設が十分な役割を発揮しているため、全体的に深刻な影響は出ていないということです。（朱丹陽）

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