南アフリカのズマ大統領は5月31日、「リビアの指導者カダフィ大佐はリビア衝突を解決するための『停戦ロード』をアフリカ連合に提出する用意がある」と表明しました。
ズマ大統領は帰国前の記者会見で、「NATO・北大西洋条約機構と他の方面が空爆を終わらせ、リビア国民に自らの問題を解決するチャンスを提供すれば、カダフィ大佐は衝突解決ための『停戦ロード』をアフリカ連合に提出するだろう」と語りました。
一方、リビア政府のイブラヒム報道官はこの日、リビアの首都トリポリでの記者会見で、「カダフィ大佐は辞任せず、絶対に他国へ亡命したりはしない」と発表しました。
イブラヒム報道官はまた、ズマ大統領とカダフィ大佐が5月30日に「退出戦略」について討議したことを否認した上で、「ズマ大統領が停戦に関する協調活動を終えたあと、NATOは31日からリビアへの軍事作戦を回復した」と指摘しました。
なお、3月19日から5月26日まで、西側の多国籍軍がリビアで行った軍事作戦により、718人の市民が死亡し、4067人が負傷したということです。(万)国際・交流へ
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