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 中国、地域の実務的協力で重要な役割を発揮

2011-05-31 14:11:12     cri    

 2011年に入ってから、中国のアジア外交は活発になっており、地域の実務的協力の強化に力を入れています。

 4月11日、中国海南省で開かれたボアオアジアフォーラム年次総会で、胡錦涛国家主席は、調和の取れたアジア構築に関して五つの提案をしました。それは、「多様な文化の尊重、善隣友好の促進」、「発展モデルの転換、全面的な発展の推進」、「発展チャンスの共有、各種困難での協力」、「小異を残して大同につくことを堅持し、共同の安全を促す」、「互恵共栄の主張、地域協力の深化」です。これに対して、国際社会は「これは、中国が、アジアの発展プロセスへの参与を深めると共に、その他の国と共に、中国の成長がもたらすチャンスを共有しようという意欲の表れだ」としています。

 4月以降、中国の首脳は、東南アジア諸国連合の各国を頻繁に訪れています。温家宝首相はマレーシアとインドネシア、全国政治協商会議の賈慶林議長はミャンマー、賈議長についで、中央軍事委員会の徐才厚副議長もミャンマーを訪問し、梁光烈国防相はシンガポール、インドネシア、フィリピンを歴訪しました。これに対して、中国現代国際関係研究院の陳向陽副研究員は「拡大東アジアサミット10+3が、今年秋にインドネシアで開かれる。これに向けて、中国の指導者がASEAN各国の指導者と交流を深めることは、東アジア協力プロセスの構築にプラスだ」と見ています。

 今月、中日韓三国の首脳は、年内に三国の協力事務所設立を決定すると共に、毎年行われている外務省高官協議期間中にアジア政策会合を行うことも決めました。これに対して、中国社会科学院日本研究所の高洪副所長は「三国はアジア地域において、最も重要な経済体だ。地域政策の制定において、各国と交流と協調を保つことは、地域協力の深化、平和と安定の促進に有利である」との見解を示しました。

 2011年の下半期、上海協力機構のアスタナサミット、アジア太平洋経済協力会議の非公式首脳会議、東アジアサミットなどが相次ぎますが、中国の首脳はいずれも出席します。このほか、上海協力機構設立10周年、中国とASEAN対話関係設置20周年という節目を迎えます。

 地域協力について、中国は終始、「開放的な地域主義、地域外の国の存在と利益の尊重」を堅持しています。今月初め、中国とアメリカは、アジア太平洋問題の交渉システムを設置することにし、域内の平和、安定、発展により積極的な貢献を目指しています。(朱丹陽)暮らし・経済へ

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