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「ビニール袋の規制、成果はあるがまだ努力が必要」

2011-05-30 15:34:52     cri    

























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 中国では、2008年の6月からビニール袋の生産、使用と販売に関する規制が実施されて以来、これまで全国ではビニールの消費量が60万トン減りました。国家発展改革委員会の高官は、これについて「ビニール袋規制令の実施によって成果が見られたが、監督と管理が予定通りに行われず、力不足などの問題が生じている」として、環境保護や資源節約を目的にするこの政策の実施には、政策の整備や人々の環境保護意識の向上などに尽力する必要があるとの認識を示しました。

 中国はビニール袋の生産販売大国で、ビニール袋による「白い汚染」が徐々にひどくなっていました。そこで2008年の6月1日から、中国政府は全国範囲で、厚さ0.025ミリ以下のレジ袋の生産、販売と使用に規制を加え、レジ袋の無料提供を禁止する政策を実施し始めました。

 この政策は大型のデパートやスーパーでは特に効果が表れ、ビニール袋の使用量が7割近く減ったのです。政府の公式統計によりますと、これまで、全国の主要な小売販売店におけるビニール袋の年間使用量は240億枚以上減り、ビニールの消費量は石油にすると360万トン節約され、またこれに伴い、CO2の排出量が1000万トン減ったことになります。

 国家発展改革委員会資源節約環境保護局の李静副局長は「ビニール袋規制令の実施によってビニール袋の使用量を減らし、国民の環境保護意識は大いに高まった」としたあと、「その成果は、ビニール袋の使用量が大きく減り、資源の節約と環境保護での役割を果たした。大型の小売販売店、デパートやスーパーなどのレジでのビニール袋の使用量は少なくなった。最も重要なのは、人々の環境保護の意識が高められたことだ。われわれの統計では、回収したゴミにおけるビニール袋の割合が少なくなった。これは意識と行動の上で目に見える効果があったことを意味する」と述べました。

 中国の都市や農村に散在する市場こそが、ビニール袋規制令の実施では難点となっています。『商品小売販売店におけるビニール袋の有料使用に関する管理法』には、ビニール袋の無料提供或いは無料に近い提供は違法行為とみなされ、処罰されると決められていますが、一部市場の店舗などはビニール袋をなおも無料で提供しています。

 消費者がビニール袋を使わない、或いは無料の提供を断るのを奨励することは、長期的な作業であり、中国政府はこれを今後の活動の重点の一つにしています。国家発展改革委員会の趙家栄事務次長は「政府はこれ以外に価格や税収、監督と管理についての政策整備など一連の対策を実施し、ビニール袋の生産と使用への規制を強めていく」と話した後、「次の段階として、地方政府の責任を強化して、監督と検査にいっそう力を入れ、重点地区などでは対象別に整理整頓を行うと共に、小売販売店や市場における管理に力を入れていく。また、関連政策を整備して、小売販売店におけるビニール袋の有料使用に関する「管理法」に修正を加え、執行範囲を適時に拡大すると同時に、市場の持ち主の主な責任を明確にして、関連規定を厳しく実施することを明らかにしました。(翻訳:ヒガシ)

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