モルディブを訪問中の中国全国人民代表大会の呉邦国委員長は29日、マレでモルディブ国民議会のシャヒド議長と会談を行いました。双方は共同の努力を通じて、両国議会の交流を更に強化し、国家関係の長期的且つ安定的な発展を更に進めていくことで合意しました。

　呉邦国委員長は「中国は『隣国を善とし、隣国を友とする』周辺外交方針を堅持し、モルディブとの友好協力関係を高く重視する。来年、両国は国交樹立40周年を迎え、双方がこれをきっかけに両国関係の新たな進展が遂げられることを期待している」との考えを示しました。

　また、同委員長は「中国全国人民代表大会とモルディブ国会は専門委員会、友好グループ、事務局間の友好往来を緊密化し、共に関心を寄せる重要な問題について踏み込んだ対話を行い、経済貿易、観光、教育などの分野での実務協力を促進し、両国の伝統友好事業の発展に新しい活力を注いでゆく」と述べました。

　シャヒド議長は「モルディブ議会は中国全国人民代表大会との関係を更に強化し、相互関係を更にレベルアップさせる」とした上で、「モルディブは一貫して『一つの中国』という政策を堅持し、中国平和統一の事業を支持していく」と明らかにしました。（翻訳：ｈｊ）