世界保健機構の第64回会議が24日ジュネーブで、今後の活動の指導方針や主な課題への対応に関する28の決議と3つの決定を採択して閉幕しました。
会議は、「国際保健条例(2005)」の実施状況を審議した報告を採択しました。この報告は「『国際保健条例』は、世界規模で起きた公共衛生における緊急事件に対応する面で貢献した」としています。
また、この報告は「世界保健機構は新型インフルエンザが大流行したときに大きな役割を発揮した」と評価した上で、これらの感染症への対応について提案を行いました。
このほか会議は、インフルエンザとワクチンの共有に関する枠組み文書と決議を採択しました。この文書は感染症の大流行を防止する鍵は、ウイルスの強毒株を絶えず見つけ分析することと、ワクチンを開発し大量に生産することだと強調しています。さらに、各国間の協調メカニズムが整備されていないため、これらを実行するときの安全性が不足であると指摘しています。
会議には193のメンバーから2700人が出席し、会議は9日間開かれていたものです(朱丹陽)
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