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第4回中日韓首脳会議、東京で開催

2011-05-20 16:13:27     cri    
 第4回中日韓首脳会議は21日から22日まで東京で行われ、中国の温家宝首相、日本の菅直人首相、韓国のイ・ミョンバク大統領は会議に出席します。3カ国の首脳は福島第一原子力発電所の事故を鑑み、核安全での協力、重大災害における相互支援体制を強化することで共通認識に達し、共同声明を発表します。また、中韓両国の首脳は東日本大地震被災地の福島と宮城を訪問します。

 温家宝首相とイ・ミョンバク大統領は21日に仙台空港に到着し、宮城県の名取市、多賀市などの被災地を訪問します。その後、福島市で日本の菅直人首相と合流し、佐藤平一福島県知事の案内で避難所に向かい、核事故で避難した現地の人々を慰問します。当日の夜、3カ国の首脳は共に東京に向かい、晩餐会に出席します。

 報道によりますと、日本はこれまでに、会議開催地を、予定地の東京から核事故が発生した福島県に変更し、核事故により損害を受けた日本製品のイメージを立て直す目的に達しようとしましたが、各方面の協調により、3カ国の首脳は「福島県で集合した後、共に東京に向かう」ということになりました。

 今回会議の開催は東日本大地震が発生し、去年中日関係も釣魚島での「漁船衝突事件」で摩擦が起きたという背景の下で開かれるものです。訪問期間中、温家宝首相が被災地を訪問し、中国政府と人民の日本人民に対する深い感情を示すことは、中国の日本の震災復興への支持の気持ちを表すものだと言えます。菅直人首相は18日に行われた記者会見で、「日中関係は去年ぎくしゃくした局面に直面したが、大地震が発生した後、、中国は直ちに日本への慰問と援助を提出した。また今回温家宝首相は日本訪問期間に被災地に向かう。これにより日中関係はさらに深められるだろうと思う。そのため、私は中国に感謝し、これが日中関係をよりよく構築していくきっかけとなると思う」と述べました。

 今回の中日韓首脳会議は21日の晩餐会の後に開かれます。日本共同通信社によりますと、22日午前の会議の議題は原子力発電所の安全性を高めるための3カ国専門家の協商促進と、核事故に関する迅速な通報システムの構築などとなっています。その前に、中日両国は20日に福島原子力発電所事故をめぐる情報の共有を主旨とする初めての専門家会議を開きます。22日午後、中日首脳会議と日韓首脳会議を開きます。

 日本メディアの報道によりますと、日本政府は今回の中日韓首脳会議の共同声明草案をすでにまとめました。草案は「中日韓3カ国は地理的に近く、国民感情も深いことから、3カ国の協力は欠くことができない」としたうえで、中韓両国は「日本がいま直面している問題を解決することを援助する」ということを提出します。草案はまた、「核事故で得た教訓を、中韓両国、ひいては国際社会が分かち合うべきだ」とします。会議終了後、中日韓3カ国首脳は共に記者会見に出席し、共同声明を発表します。

 なお、初の中日韓首脳会議が2008年に開催された以来、三国間の協力は迅速な発展を見せ、協力の基礎がさらに固められました。2010年まで、中日韓三国間の貿易総額は国際金融危機が起こった前のレベルを超え、人的往来は史上新記録をつくりました。「2020中日韓協力展望」によりますと、3カ国は今後10年間にわたり、5つの分野における40あまりの重点協力プロジェクトを推し進めていき、協力の見通しは洋々たるものがあるということです。(翻訳:ken チェック:kokusei)

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