シンガポールを訪問中の中国の梁光烈国防相は16日、リー・シェンロン（李顕竜）首相と会見しました。

　その際、梁国防相は「1990年の国交樹立以来、両国関係は著しく発展してきている。現在は国際・地域情勢が複雑化し、大きく変化している。安定と成長維持、民生改善は両国にとっても重要な課題である。関係を推進していく上で、双方は友情と相互信頼および協力を深めていくべきだ」と述べました。

　これに対し、リー首相は「国交樹立以来、両国関係は急速に進展し、各分野で実りある成果を挙げ、軍事交流も強化されている。両国の協力強化は両国国民にとって利益となり、アジア太平洋地域の安全保障にとっても重要な意義がある。われわれは一つの中国政策を堅持していく」と述べました。（ジョウ＆吉田）