欧州理事会のヘルマン・ファン・ロンパウ常任議長は16日、中国四川省への訪問を終え、北京に向かいました。

　四川省訪問中、ロンパウ常任議長一行は、大震災で大きな被害を受けた都江堰市に再建された農家の住宅と、成都市身体障害者人材養成センターを見学した他、四川省の蒋巨峰省長と会談しました。その中で、ロンパウ常任議長は「EU・欧州連合は、ヨーロッパと中国が協力してイノベーション基地を建設するなど、四川省との協力を強化したい。今回の訪問を通じて欧中間の友好と相互信頼を深め、欧中間の戦略的パートナーシップを全面的に推進することを願っている」と表明しました。

　蒋省長は、EUとその加盟国からの支援に感謝の意を表した上で、「より幅広い分野におけるEUとの協力の強化を望んでおり、EU企業の四川省への投資を歓迎する」と述べました。（万、大野）