地震と原発事故の後、広東省ではこのほど「日本の旅」を再開しました。広之旅、広東中旅、広東国旅など大手旅行社が日本観光の商品を打ち出し、観光場所を被災地から離れた九州や北海道、大阪、名古屋、横浜などの地域を選定し、料金は震災前より千元以上減り、一部は半額になっています。

　4月29日、国家観光局は『中国人観光客の日本観光安全提示調整通知』を発表して、日本観光を再開しました。西安、武漢などからの震災後初の日本観光ツアーはそれぞれ4月29日と30日に出発し、北京、上海、大連、深セン、中山、広州などでもツアー再開を計画しています。

　広東中旅の王軍副社長は「大震災の後、広東では日本観光ツアーを中止したが、一部観光客はフリーパックの形で日本へ旅行した。もちろん、地震の影響をあまり受けていない大阪、京都、奈良、名古屋を目的地にする人が多いが、フリーパックで東京へ行く人もいる」と紹介しました。

　現在、広東省で出されている日本観光商品の料金はほとんど2割引きとなり1000元以上安くなりましたが、最高5割引きのものもあり、日本旅行の最低価格を記録しました。業界では、価格の値下がりにより日本旅行にインセンティブの役割を果たすに違いないとしました。（翻訳：ヒガシ）

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