NATO・北大西洋条約機構の戦闘機が25日早朝、リビアの首都トリポリにある、リビアの指導者カダフィ大佐の住宅所在地を爆撃しました。リビア政府高官は、カダフィ大佐を殺害しようとする、NATOの行為を非難し、「爆撃で45人が負傷した。そのうち15人は重傷だ」と述べました。

　現在、爆撃を受けた時、カダフィ大佐自身が住宅内にいたかどうかは分かっていません。

　また、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラなどによりますと、リビアで3番目の都市ミスラタでは、リビア政府軍と反対派武装勢力の交戦は24日も依然と続いています。クウェートを訪問中のリビア反対派の指導者で、「国民評議会」のムスタファ・アブドル・ジャリル議長は24日、「クウェート政府は『国民評議会』に5000万ディナール（凡そ1億8000万ドル）の援助資金を提供する」と述べました。

　同日、アルジェリアのメデルチ外相は、「アルジェリアは隣国リビアの危機に非常に関心を寄せている。リビア情勢は、アルジェリアの国境地域を含む、地域の安全情勢に直接に影響しているからだ」と述べました。（翻訳：玉華）国際・交流へ